新型コロナウイルス感染症への対応について

 新型コロナウイルス感染症に関して、2月26日に安倍首相が今後2週間のスポーツや文化に関するイベントの開催について中止、延期などの対応をとるよう要請しました。日本クラシック音楽事業協会としては、この要請を真摯に受けとめ、今後2週間に予定される公演について延期または中止もやむなしとの立場です。

 原則として公演の実施、中止、延期の判断は会員各社に委ねられておりますが、公演実施の際は充分な安全対策に努め、お客様に対してその取組を伝えるよう努めることをお約束します。

 すでに、日本クラシック音楽事業協会会員各社が主催する演奏会においては、演奏会前にスタッフが発熱や咳、倦怠感などの風邪症状がないことを確認し、消毒液での手洗いを行なっております。さらに受付においては原則としてマスクを着用いたしております。
また演奏会場にご来場されるお客様には、次のような点をお願いしております。
 ・発熱、咳、倦怠感などの風邪症状のある方に、ご来場をお控えいただくなどの協力
  要請。
 ・咳症状のある方へのマスク着用の協力要請。
 ・手洗い、アルコール消毒などの励行。

 なお、演奏会場においては、会場内のアルコール消毒や換気の要請、アルコール消毒液の増設等を求めてまいります。

 海外から来日する演奏家、演奏団体に対しても、日本の演奏会場や主催者が、感染症に対して最大限の予防対策を施していることを発信致します。

 日本クラシック音楽事業協会は、今後も日本オーケストラ連盟など文化団体とも連携し、関係機関の指導のもと、お客様や演奏家に不安を生じさせない鑑賞環境ならびに演奏環境を創出すべく不断の努力を続ける所存です。

 最後に日本クラシック音楽事業協会として、今般の感染症に起因して亡くなられた国内外の皆さまとご遺族に心からの哀悼を表すと同時に、感染された皆さまの一日も早い快癒をお祈りいたします。

               令和2年2月28日

               一般社団法人日本クラシック音楽事業協会